
ホームセキュリティの具体的な機器の説明をしてみます。
警備用機器、特にセンサーと呼ばれる異常を感知する機器については、各社と社外秘扱いになっているようです。センサーのしくみを理解すれば、いかにすればそのセンサーを作動しないようにするかがわかるからなのです。
ただし、「ホームセキュリティ」に関しては、あまり複雑な機能を持った機器は使用されていないようなので、わかる限り紹介します。
上記の図は、現在民間の警備会社が機械警備を実施している上で、システム化している契約先への対応要領を簡単に示したものになります。
宅内に設置された各センサーを監視し、その状態を電話回線を通じ、リアルタイムで警備会社の監視センターに送出する役割を持つ、システムの心臓部の事です。
契約者が、警戒状態や解除状態への操作が行われるための操作表示部が設置され、警戒状態、解除状態、また、異常発生などの各状態の表示もされます。音声ガイダンス機能が付加されているものもあり、高齢者や子供でも簡単に操作できるようになっています。異常の状態をブザーの鳴動やランプの点滅で知らせる機能も選択することが出来ます。
主装置が警備基地局に送出する信号には以下の種類があります。
文字どおり侵入系または火災系のセンサーが感知した場合に送出される信号です。
宅内に設置された非常、または救急の通報ボタンを契約者で操作した際に送出される信号です。
主装置、または各センサーの状態を送出する送信機等の自己診断機能が作動した場合に送出される信号で、要するに今後、機器が正常に働かない恐れがある場合に送出されます。
主装置、または各センサーの状態を送出する送信機の、電池の消耗を知らせる信号。主装置は家庭用100ボルトの電源を使いますが、予備バッテリーの容量の減少を意味します。従って、すでに正常な100ボルトの電圧も、ブレーカー遮断などの理由により供給されていない事が考えられます。
電話線が切断されたという信号です。信号監視サービスや専用回線使用時のみに検出される信号です。
使用する回線は一般公衆回線(アナログ)やISDN回線(デジタル)が標準的で、このほかそれぞれの回線に信号監視サービスを付加したものや、特殊な場合には50b/sの専用回線が使用されます。
犯罪者の手口に、警備会社に対する策として、電話回線を外部で切断して侵入するケースがあり、断線監視サービスや専用回線は、これら電話回線の異常をすぐに警備基地局で認識する事が可能です。
一方、一般公衆回線やISDN回線は、これらの回線切断に対してはすぐには認知することができません。これら電話線の断線が警備会社で認知できないシステムの場合は、何時間かに一回の間隔で主装置が電話線のチェックを行い、断線している場合はブザーが鳴動する等の機能あるのです。
また、家人が長電話中になんらかの異常を感知した場合は、通話中の回線を強制的に切断し、異常信号を優先的に送出する機能もあります。(強制切断機能)
室内各所に設置されたセンサーと主装置の間は、有線または無線での情報の送受信が行われています。一般家庭においては、景観上の問題が重要であり、むやみに機器や配線を露出させる事はサービスを提供する警備会社としては本意とするところではなく、配線が極力不要な無線方式を採用しているところが多くあります。
しかし、有線方式に比べ景観上の問題は解決できるものの、情報を主装置に送信する為の受信機には常に安定した電源供給が必要であり、各社とも電池を内臓するタイプの機器を使用しているようですが、これには電池交換の必要性や、無線方式の弱点とも言える外部電波のノイズによる機器の誤作動などの問題もあります。
設置に関してはは、直接壁や天井にビス穴を開ける事になります。また、機器を壁や扉に埋め込み目立たなくする事も可能です。基本的には建物の新築時にいっしょに工事した方が、効率も良くきれいになります。
扉や窓の開閉状態を監視するセンサー
人体から発生する赤外線を監視するセンサー
ガラスの破壊を監視するセンサー
赤外線対向上の遮断物を監視するセンサー
金庫への破壊、持ち去りを監視するセンサー
浴室などの特殊な作りの窓のこじ開けを監視するセンサー
火災の際に発生する煙 又は熱の変化量を監視するセンサー
ガス漏れを検知し通報するセンサー
フェンスからの侵入者を監視するセンサー
非常事態の際に押下する携帯式ボタンスイッチ
体の具合が悪くなった際に押下する携帯式ボタンスイッチ